2011年3月13日

東北地方太平洋沖地震、今できること

けんすけです。



2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震により最愛の方を失われた方々に哀悼の意を捧げるとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。



弊社の東京オフィスも地震によりダメージを受けましたが、幸いスタッフ及びスタッフの家族は全員無事です。スタッフ全員でオフィスで過ごし力を合わせて乗り越えています。世界中からたくさんのお心遣いのお言葉をいただきましたが、この場を借りてお礼申し上げます。。東京でも余震は続き不安な日々が続いていますが、東北地方ではもっと不安な時間を今も過ごしています。これからは、このお気持ちは被災地の方へ捧げてください。弊社も日本企業として何ができるか見極めているところです。一人でも多くの命が救えるよう、そして復興に向けて、ともに頑張りましょう。



オフィスは週末中にスタッフ総力でほぼ復旧させました。東京オフィスが万が一の際もカナダにオフィスがあるのでご安心ください。震災当日出発の生徒様もいて飛行機が飛ばないなどトラブルはありましたが無事出発できました。渡航を控える留学生のみなさんも気が気でないと思いますが、落ち着いて行動しましましょう。そして、被災者のことを思いやり、自分たちが何をできるのか一緒に考えましょう。



震災直後から、U23としては何ができるか、何をするべきかずっと考えています。善意とお節介は紙一重で、考えれば考えるほど難しくなります。例えば、救援物資にしても、個人の判断で数本のペットボトルを送っても、郵送の仕事を増やし、倉庫を埋め、配布スタッフの労力を奪い、本当に速く届けたい救援物資の到着をおくらせる羽目になります。十分な水はあり、必要なのは缶詰やブランケットかもしれません。あるいは、どこで救援物資が手に入るかという情報提供かもしれません。



信憑性のない情報を流すことは大きな迷惑です。僕も誤情報を広げないように気をつけています。twitterしかり、ネットの情報は一番早く有用ですが、それを見誤るとリスクもあります。テレビの報道は混乱を避けるためや大人の事情でコントロールされているのでそれを前提で見なければいけません。被災直後は、正しい情報の整理、その情報を伝える手段を整えることが大切だと思います。

心配な気持ちを伝えるメッセージは被災者の心を支えるけど、長電話で通信網を無駄遣いしたりコピペの非公式リツイートは必要な情報を伝えるチャンスを奪います。被災地から命に関わる電話をかけようとしていることを気にしてください。



節電や電話の利用を控えることは今できることです。泣いているだけでは被災地は救われません。被災地以外の人が、被災地の人を思うあまり病になっても誰もハッピーでないし、それどころか被災者のための医者を奪ってしまいます。強くなり、その涙は心で流し、日本の経済を止めないために、被災者の分も自分たちが働くことも今やるべきことです。



過去の震災の例から、現場で何が必要なのか確認し、団結してタイムリーな支援をするのが効果的です。震災直後は、個人的には、留学とITに携わるものとして外国人留学生に役立つ情報提供をしてきました。自分でそういった情報を集めれない人には役立てていただいたようですが、そのような組織も普及し情報が整備されてきたので支援は次の段階にきていると考えます。現場のマンパワーと義捐金です。零細企業にサントリーや日清のようなことはできませんが、できることはやりたい。アイデアがあればご提案ください。



僕もスタッフも神戸出身の何人かは阪神・淡路大震災を体験しています。悪夢から不死鳥の如く蘇えった様までを見てきました。ある貧困の国を旅している時に言われた言葉ですが、最悪と思うことが事態は最悪にします。すぐ簡単にできることではないと思いますが、前を見て希望の言葉を唱えましょう。過去は変えれないけど、未来は変えれます。Change the future.