けんすけです。
震災に対するお気遣いの言葉や取り組みに対する賛同の言葉ありがとうございます。みなさんの言葉にいつも励まされています。東京オフィスの余震は続き、先日も棚からものが落ちるぐらいの地震がありました。東北地方と比べたら首都圏の辛さなんて比べものにならないし、同情されたいわけではありませんが、計画停電、買い占め、原発の不安と首都圏でも”異常な”日々が続いていることを伝えておきます。被災地以外の国民の心も病んできています。心の復興が急務です。
わかっている方には釈迦に説法ですが、部下を持つ方ががこのブログを読んでいたら、部下のケアもしてあげてください。ピュアな人、まじめであればあるほど、被災者のことを心配するあまり眠れない夜が続き、精神も肉体もガタガタです。強い精神力が養われているリーダーも、さすがに堪えていると思うのでがんばりすぎてつぶれないように。というか、これは自分にいい聞かせたい。
先日東京オフィスに対面カウンセリングを希望される方がいらっしゃったのですが、万が一帰宅できなくなった場合のことも考え生徒様と相談した上でキャンセルとなりました。カウンセラーは、生徒のためなら休みの日でも出社するような、本当に生徒思いのカウンセラーでこんな事態でも生徒が望むなら私はやりますという心構えでした。しかし、冷静に目の前のことだけでなく先のトラブルを想定し、本気で生徒のことを考えたアドバイスをするのがカウンセラーの仕事だと話し合い今回の判断をしました。
交通網が回復するまでは、東京オフィスでは最低限のスタッフだけが出社し、通勤で疲労困憊になったりトラブルのリスクを背負うより、自宅でも十分仕事はできるので自宅勤務を実施しています。ITベンチャーであるU23はもともと自宅勤務制度がある会社なので、対面カウンセリングができないこと以外は短期間であれば大きな弊害はないはずです。
今できることは何かと先日ブログで綴り、いろんな人から私は何ができると相談もされますが、大きな視点では、復興のために日本経済を崩壊させないことです。そのための役割がそれぞれにあります。誰の言葉か忘れましたが、知恵がある人は知恵を、お金がある人はお金を、力がある人は力を、何もない人は元気を出せばいいのです。被災地の救出や救援物資はプロの方に委ね、元気な人はそれを支援するため義援金を集めましょう。力やお金がある人の心を動かす世論を作りましょう。元気な人は健やかに暮らし、過剰な自粛、買い占めやデマで混乱させないでください。関西で自粛しても被災者は救われません。九州で普通に暮らしていることを申し訳なく思う必要ありません。元気な地域で経済を活発に動かして義援金をおくることが支援になります。哀しみを力に変え元気を被災地に伝染させましょう。
留学生の反応も2極化されているようです。自分のことでいっぱいだったり、遠い世界で起きた他人事顔の人。善意を押し付ける気はありませんが被災者や自分の国についてもう少し考えてみてください。留学したら自分がどこの出身だろうと地震のあった日本人として見られます。逆に、被災地の方を思うあまり留学を自粛している方。それで被災地の方が本当に喜ぶのでしょうか。むしろ彼女達の分もあなたが留学をして、しっかり学んで日本を盛り上げましょう。日本が復興と立ち上がったとき、グローバル社会で中心になるのは留学を経験したあなたです。
こんな状況ですが、U23はカナダオフィスもあるので、できる限り留学の相談は通常どおり対応できるよう全力を尽くします。U23の地震に関する取り組みをまとめました。ご意見・ご提案あればお待ちしております。http://www.u23.net/earthquake/