こんにちは。けんすけです。
先日話した、避難所の方の紹介で、未だに電気も水道もガスも通っていない小さな孤立した避難所にも支援物資を届けてきた。避難所リストにも登録されていないし、この道を進んでも大丈夫なのか!?と言うような道を通っていかなければならず、看板すら立ってないので、紹介してもらわなければ行かなかった避難所だ。たまたま物資の配給を行っている地元の組織されたボランティア団体の方と話す機会があったのだが、その人たちですら、そこが避難所になっていることは知らなかった。この避難所のように行政の手が回らない小さな避難所や個人宅がまだまだある。行政もほったらかしで、報道もこんな孤立した小さな避難所までは来ない。そういう所は、小さな団体や個人でも力になれるので、ぜひボランティアを考えている方は支えてあげてほしい。この避難所の方から届けてほしいと言われたメッセージでもある。もし、そんな孤立した人たちがいれば、U23に知らせてくれたらU23でも少しは支援できるかもしれないし、避難所リストに載せたり、大きな支援団体に知らせるだけでも状況は一変する。
被災地でいろんな方に会ってお話をする機会があったが、辛いことを思い出させたくないし、訪れる人に何百回と聞かれているだろうことはなるべく聞かないようにしてきた。しかし、この避難所には訪れる人も少なくU23の支援活動も説明していると和んで来たので、適切な支援を続けるためにも少し突っ込んで話も聞いてみた。こうやって支援に来てくれる方や、支援いただける方のお気持ちが本当に温かくて嬉しいと涙ながらに話してくれた。この避難所は旅館で、一日も早く生活を元に戻し、営業を再開しようとがんばっている。自慢のひまわり畑の写真も見せてもらった。絵に描いたようなひまわり畑で、いつかあの光景が戻る日を信じている。そして、心の支援が必要と訴えていた。ここはU23の得意分野なので、次のプロジェクトを計画中である。芸能人が来てくれると勇気づけられるとも言っていた。ぜひ我はと思う芸能人の方やご紹介いただける方がいたらお声をおかけいただきたい。
知らないボランティアに来ても受け入れを拒否されることは多いと聞く。特に東北はそういう文化が強いようだ。自分たちも紹介がなければ受け入れられてなかったかもしれないし、心を許してもらうのにもっと時間がかかったのは間違いなく、ここでもヒトのつながりを思い知らされた。
ボランティアの参考までに補足しておくと、このように現場で人を紹介してもらってすぐに関係を築くのは、カナダ仕込みのコミュニケーション力と行動力があるU23だからできることだと自他ともに認める点で、誰にでも推奨できるやり方ではない。こういうことができるようになるまでに、相当の経験と相応の情報収集をしている点をお忘れなく。
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